最近、紺色の強さに気付きました
もともと好きな色でしたがどうしても着る優先順位が私の中で二番手三番手になりがちで
・清潔感や純粋さを白と比較すると少し陰り
・格式や格好良さを黒と比較すると少し陰り
・何色と合わせても溶け込んでくれる万能色として灰と比較すると少し陰り
私にとって着る色の優先順位が一番になる事は今まであまりなかったのですが
2022年の夏(いつの話しやねん)
地下鉄心斎橋のホームで通行人の服装を眺めていると
とても目に留まる小柄な30代ぐらいの女性がおられました
女性の服装は
・シンプルな紺色のブラウス
・黒のベルト
・シンプルな紺色のスラックス
・黒の革靴
・黒の鞄
失礼な言い方ですが服が凄く好きって感じではなく何となく簡素な服を着ている印象でした
ただ私の目にはとても素敵に映りUターンしてもう一度服装を確認しに戻りました
話し逸れますが最近は気になる服装の人がいれば必ず確認しに行く事にしました(失礼のない距離感で)
今までは不審者に思われそうで控えてた事が多々あったのですが後で服装を思い返せずとても後悔するからです
話し戻ります
何故、一見あまり服装に興味がないように見え
全身が紺と黒の一般的には地味な配色と簡素なデザインの服装の女性が私にはとても魅力的に映るのか考えました
結論を先に言うと
服(デザインや色)に頼っていない状態が美しいと感じ
どこにも属していない力強さが魅力的だと考えます
洋服がお好きな方は当然ですが服で御自身を巧みに表現します
モードがお好きな方は全身黒やアシンメトリーを着たり
アルチザンがお好きな方は時代を遡る強い服を着たり
ストリートがお好きな方は色彩豊かに緩い服を着たり
服が大好きな人はきっとどこかで文化や音楽、人に強い影響を受け
その影響を服でどこかしらに表現していると思います
ただ私は何かしらにとても強い影響を受け、服で強い表現をしている人を街で見掛けると
・属する
・所属する
・依存する
上記の事が一番最初に頭をよぎります(これらを批判している訳ではありません。私も依存しています)
服装の例をあげます
・アシンメトリーの黒ジャケット
・黒のサルエルパンツ
・黒のボリュームのあるハイカットスニーカー
このような服装の人が街で前から歩いてこられると世間一般的には個性的な人だと認識されると思います
ただ私が捻くれてるだけですが、私が抱く第一印象はモードや黒がお好きな人
嫌な表現になりますが服の力を借りている人です(私も借りてます)
この状態は私にとって
服→人間
第一印象は服が先にきますので主従関係は人間より服の方が優位な状態であり
着用者=人間が二番手です
本来、一般的に服は個性と自由を表現する手段である筈なのに
個性を表現すればする程どこかに属するという矛盾を感じます
誤解しないで頂きたいのが個性の強い服を着るなと言っているのではありません
着るのは簡単です
しかし強い服に打ち勝ち、服を自分の手の平で掌握するには相当な人間側の覚悟と内省が必要になるかもしれないと言う事です
完全に怒られる事を言ってしまいますが
CAROL CHRISTIAN POELLのDEAD ENDデニムのロールアップが似合っている人間はこの世に存在するのでしょうか
EMILIO PUCCIやLEONARDの美しい柄のワンピースを柄より美しく着こなしている女性を肉眼で見た事はありますか
個性の強い服を着るのは楽しいですし
ある種の優越感、万能感も得られます
しかし服を着こなしている人間側だとあなたは証明できますか
こちらの女性は上下紺色
一見、地味な配色で地味な服でしたが私には服で身分や文化をわざわざ証明しようとしない
・服に頼らない
・服で威嚇しない
・服に依存しない
潔さ、内なる強さを感じ
服を楽しんでいる姿を表面化しようとしない心意気がとても新鮮で
服より人間が上にある主従関係の状態がとても静かで美しく見えました
こちらの女性を見掛けて以来、紺色の強さに気付いた日から
紺色が似合う人を過去の記憶から見付けようとしました
家族、友達、仕事、音楽家や歴史上の人物
探しに探して二人見付かりました
美智子様と某アルチザン店主です
私の身分で御二人の共通点を言うのは大変おこがましいですが
自分の事より他者を優先して生きておられるような気が致します
よければ一度、周囲の人で紺色が似合う人を探してみてください
お洒落や格好良いとかの表現では勿体なくなるような
きっと美しい人だと思います
追記
偉そうに色について書きましたが
学生の時に自発的に受験した1番難易度の低い色彩検定をきっちり落ちてます
色の組み合わせとかならまだしも硝子体や水晶体がどうたらとかを問われても意味不明です
すべての発言をお許しください
服と紺色
